睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療・検査|若松医院

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療・検査|若松医院

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、単なるいびきと思われがちですが、日中の生活に支障をきたし、重大な健康リスクにつながる可能性があります。
当院では、皆様が質の良い睡眠を取り戻し、健康的な毎日を送れるよう、専門的な検査と治療を提供しています。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群はご自身では気づきにくく、ご家族などからの指摘で発覚することが多い疾患です。
以下の症状に心当たりはありませんか?

睡眠中の症状
  • 大きないびきまたはいびきが止まり大きな呼吸とともに再開する
  • 睡眠中に息が止まる、呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
  • 夜中に何度も目が覚める、夜間のトイレ回数が増える
  • よく寝汗をかく
起床時の症状
  • 口やのどが渇いている
  • 頭痛がする
  • 熟睡感がない、寝た気がしない
  • 寝起きが悪い、身体が重い感じがする
日中の症状
  • 強い眠気に襲われ、居眠りをする
  • 倦怠感、疲労感が続く
  • 集中力や記憶力が低下する

セルフチェック

睡眠時無呼吸症候群は性別に関係なく発症します。特に、以下のような方は注意が必要です。

  • 肥満体型の方
  • 顎が小さい方、鼻が詰まりやすい方、大きないびきをかく方
  • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病をお持ちの方
  • 20歳時より10kg以上体重が増加した方
  • 喫煙者
  • 気管支喘息の合併がある方
  • 男性は30~60代、女性は閉経後に発症しやすい傾向があります

上記に該当しない方でも、気になる症状がある場合は是非一度セルフチェックをしてみましょう。

睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックとして、ご自身で日中の眠気の程度を測定する「エプワース眠気尺度表」があります。8つの状況での眠気を0~3点で評価し、合計点が11点以上は昼間の強い眠気(過眠)がある病的領域とされ、SASの治療を要するレベルと評価されます。ただし、11点未満であっても、慢性的ないびきや日中の眠気がある場合はSASの可能性がありますので、ご相談ください。

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状態(どんなときに、眠ってしまいますか?)

  • [0] 眠ってしまうことはない
  • [1] 時に眠ってしまう
  • [2] しばしば眠ってしまう
  • [3] だいたいいつも眠ってしまう
結果(点数)
[0] [1] [2] [3]
座って読書をしているとき 0 1 2 3
テレビを見ているとき 0 1 2 3
人の大勢いる場所で座っているとき
(例:会議や劇場などで)
0 1 2 3
他の人の運転する車に、
休憩なしで1時間以上座っているとき
0 1 2 3
午後に、横になって休憩をとっているとき 0 1 2 3
座って人と話をしているとき 0 1 2 3
飲酒をせずに昼食後、静かに座っているとき 0 1 2 3
自分で車を運転中に、
渋滞や信号で数分間、止まっているとき
0 1 2 3
合計点数

睡眠時無呼吸症候群の危険性

睡眠時無呼吸症候群を放置すると、健康寿命を縮め、以下のような深刻な合併症や事故のリスクを高めます。

心臓への負担と生活習慣病

呼吸の停止によって体内の酸素濃度が低下すると、心臓が無理に働くようになり、心拍数や血圧が上昇します。これが繰り返されることで、高血圧(治療抵抗性高血圧症、早朝時高血圧症)、心疾患(不整脈、心房細動、狭心症、心筋梗塞)、脳卒中、2型糖尿病といった生活習慣病の発症リスクが高まります。運転中など、本来居眠りをするべきではない場面で眠気を感じる方は特に注意が必要です。

その他の影響

夜間頻尿やインポテンツ(勃起不全)との関連も指摘されています。

そもそも睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群の病態

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に10秒以上の無呼吸、または低呼吸状態を繰り返す疾患の総称です。

無呼吸 息が止まっている時間が10秒以上続く状態
低呼吸 呼吸をしようとはしているが、取り込む空気量が十分ではない状態

医学的には上記のように定義されます。これにより、身体や脳に十分な酸素が供給されなくなり、睡眠の質が著しく低下します。日本では推定300万人から400万人の潜在患者がいるとされています。

睡眠時無呼吸症候群の原因

主な原因は、空気の通り道である上気道が閉じたり狭くなることで、空気が十分に入らなくなることがあります。

  • 肥満による首周りや喉の脂肪沈着
  • 扁桃やアデノイドの肥大
  • 顎が小さい(小顎症)、舌が大きい、または舌の付け根や軟口蓋が後方に落ち込む
  • 鼻づまりやアレルギー、鼻中隔弯曲症など鼻の問題
  • アルコール摂取や睡眠薬による筋肉の弛緩

睡眠時無呼吸症候群の検査

当院では、問診から簡易検査、そして必要に応じて精密検査へと進み、正確な診断を行います。

パルスオキシメーター

指先にセンサーを取りつけ、血中の酸素濃度、脈拍数、体動を測定し、無呼吸の状態を予測します。

ご自宅での簡易検査(終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査)

ご自宅で3日間装置をつけて寝るだけの検査です。
鼻、胸、指先にセンサー等を取りつけ、鼻呼吸の状態、いびきの有無、胸・腹の動き、血中の酸素濃度、脈拍数、体位などを測定し、睡眠時無呼吸症候群の重症度まで調べることができます。

精密検査(ポリソムノグラフィー検査:PSG検査)

この検査では、簡易検査の項目に加え、脳波、心電図、気流、胸部・腹部の動き、血中の酸素量などをさらに詳しく記録し、睡眠の質や量、覚醒の程度、重症度、SASのタイプ(閉塞型、中枢型など)を正確に判定することが可能です。
※当院では対応しておりません。

睡眠時無呼吸症候群の治療法

SASの治療法は多岐にわたりますが、患者様一人ひとりの症状や重症度、原因に応じて最適な方法を選択します。生活習慣の改善も合わせて行うことが重要です。

CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)療法は、中等症~重症の閉塞型SASの患者様に最も効果的とされており、第一選択の治療法です。簡易検査でAHIの数値基準を満たしている場合は、保険適用対象となります。

睡眠時にマスクを装着し、鼻から気道に圧力をかけた空気を送り込むことで、気道の閉塞を防ぎ、無呼吸を防ぐ治療方法です。当院では加湿器付きの小型CPAPを採用しております。

CPAP療法の利点
  • 正常な酸素供給を維持し、低酸素症のリスクを減少させる
  • 睡眠の質が向上し、日中の眠気や倦怠感が解消される
  • 心臓病、高血圧、糖尿病などの重度の合併症のリスクを軽減

CPAP治療は健康保険が適用され、経過観察のため月1回の通院が必要です。3割負担の方で月に約5,000円程度必要となります。
当院ではCPAPの圧調整やマスクの調整変更を行い、治療継続をサポートします。

ダイエット(減量)

肥満が原因の場合、お腹やお尻だけでなく上気道周辺にも脂肪がつき、空気の通り道を塞いでいることが多いです。
バランスの良い食事と適度な運動による減量は、症状改善に非常に有効です。減量はすぐに成果が出るものではないため、目標達成までは他の治療法と並行して行います。高度肥満の方には、当院と連携する専門医療機関での減量手術も検討することがあります。

マウスピース療法(口腔内装置)

軽症のSAS患者様に適応されることがあります。
※当院では対応しておりません。

レーザー治療(自費診療)

いびきの原因となる気道の圧迫を改善するための治療法の一つで、即効性が高く、リスクが少ないのが特徴とされます。
※当院では対応しておりません。

手術による治療

扁桃やアデノイドの肥大がSASの原因である場合、それらを切除する手術が有効なことがあります。特に小児のSASの場合に検討されます。
成人の方の場合は、扁桃を摘出し、その周りの粘膜を広げる手術が行われることもあります。
※当院では対応しておりません。

睡眠時無呼吸症候群の治療の流れ

当院での睡眠時無呼吸症候群の治療は以下のステップで進めてまいります。

  1. 初診・問診
    まず、就寝中や日中の気になる症状、生活への影響などについて詳しくお伺いします。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、簡易検査をご案内します。
  2. 簡易検査(ご自宅でのスクリーニング検査)
    ご自宅で一晩、小型の検査機器を装着して睡眠状態をチェックします。この検査でAHI(無呼吸低呼吸指数)などが分かります。
  3. 治療開始
    検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、患者様に最適な治療を開始します。生活習慣の改善指導を基本とし、並行してCPAP療法などの治療を行います。
  4. 定期的な通院
    CPAP療法などの保険診療による治療を行う場合、症状が安定するまでは月に1回以上の定期的な通院が必要です。CPAPの圧評価、マスク漏れの評価、使用状況の確認などを行い、治療継続をサポートします。

いびき・日中の眠気・倦怠感でお悩みなら

大阪市城東区の若松医院では、患者さんお一人おひとりの症状や重症度に合わせて、生活スタイルなども考慮しながら睡眠時無呼吸症候群の治療を行っております。ご家族からいびきを指摘された・日中に強い眠気がある・倦怠感が続いているなどがあれば、お気軽にご相談ください。